Column
難聴
難聴とは
難聴には外耳・中耳に異常のある伝音難聴と内耳・蝸牛神経・脳に原因がある感音難聴、両方に異常がある混合性難聴があります。
難聴があると仕事や学業などへの影響、危険を回避する能力の低下、病気の治療の妨げや理解不足、孤独・孤立につながります。
また認知症にもなりやすくなるため、難聴がある場合は耳鼻咽喉科を受診し早めの対処が望まれます。
伝音難聴
伝音難聴には急性中耳炎、滲出性中耳炎、外耳炎、耳垢栓塞などがあり一時的な治療で改善することが多いです。
慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎など改善しにくいものもあり、継続的な治療が必要になることがあります。場合によって手術加療も選択肢になります。
感音難聴
感音難聴には急に起こる突発性難聴や音響外傷、長い経過で進行する加齢性難聴、騒音性難聴、生まれつきの先天性難聴などがあります。
急に起こる難聴は早期の薬物治療で改善が期待できます。
加齢性難聴などの感音性難聴は治療が困難なことが多いですが、早めに補聴器などで難聴を補うことで生活の質を改善させ、認知症の予防もできます。
混合性難聴
混合性難聴はそれぞれの原因に合わせた治療・対処が必要です。