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扁桃炎

扁桃

のどの左右にある扁桃(へんとう)が炎症を起こしたものです。

症状

  • 発熱
  • のどの腫れ、痛み
  • 扁桃に白いうみがつく
  • 食べ物を飲み込みにくい、食欲不振
  • 首のリンパ節の腫れ
  • 全身のだるさ
  • 耳の痛み

感冒症状と似ていますが一般的に感冒症状よりのどの痛みが強く出ることが多いです。

初期の段階では気付かれにくいこともあり注意が必要です。

原因

扁桃がウイルスや細菌などに感染することで炎症を起こし発熱やのどの痛みが出てきます。

過労やストレス、飲酒、たばこなどは免疫力を低下させ、扁桃炎の引き金になってしまいます。

治療

細菌感染による扁桃炎の場合は抗生剤による治療が中心となります。

年に4回から5回以上の扁桃炎を繰り返すような場合を習慣性扁桃炎と言い、扁桃を取り除く手術を考える必要があります。

扁桃炎の関連疾患

扁桃周囲膿瘍

扁桃炎が悪化すると扁桃の周囲にうみがたまり口を開けにくくなり、食べ物がのどを通りにくくなります。

扁桃周囲膿瘍になると、うみを出すために口の中の一部を切る必要が出てくることがあります。

扁桃病巣感染症

扁桃の慢性的な炎症により全身の臓器に障害がおこることがあります。

特に代表的な疾患としてIgA腎症、掌蹠膿疱症、胸肋鎖骨過形成症があります。

扁桃を取り除く手術をすることで改善がみられるケースが報告されています。

睡眠時無呼吸症候群

特に子どもの場合、アデノイド肥大・扁桃肥大により夜間の無呼吸・いびきの原因となることがあります。

肥大の程度によりますが、手術による改善が期待できることもあります。

⇒ 睡眠時無呼吸症候群について詳しくはこちら

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